分子雲実験班 [研究項目A01]

分子雲における氷・有機物形成
 

星間分子雲における氷・有機物の生成・進化過程の全体像を明らかにすることを目的とします.分子雲には鉱物・有機物・氷からなる微粒子(星間塵)が存在し,それらは惑星系を作るもとになった物質です.星間塵で起こる反応の素過程を理解し,反応により生成する分子種とその存在度を実験的に調べることは,惑星系形成の初期条件を知るうえで本質的で新規なアプローチといえます.本研究計画では,分子雲に存在する低温の星間塵上で起こる原子反応および光化学反応に関する実験を系統的・定量的におこないます.その上で,各種反応の反応速度,生成物の分岐比などを決定します.実験生成物の化学組成・同位体組成は分析班で分析をおこない,観測班・理論班の研究成果を包括することにより,分子雲における化学進化の大筋を描き出します.

代表 香内 晃 北海道大学 低温科学研究所
分担 羽馬   哲也 北海道大学 低温科学研究所
分担 日高 宏 北海道大学 低温科学研究所
分担 橘 省吾 北海道大学 大学院理学研究院 自然史科学部門
分担  薮下 彰啓  九州大学 大学院総合理工学研究院 エネルギー物質科学部門
分担 荒木 光典 東京理科大学 赤外自由電子レーザー研究センター
分担 中野 英之 京都教育大学 理科教育研究室

 

46億年前に誕生した太陽系で
分子はどのように進化し
惑星や地球に至ったのか

ビッグバン以降,様々な構造が形成された宇宙の中で,46億年前に誕生した太陽系において分子がどのように進化し,惑星や地球,そして生命に至ったのかという疑問への答えに近づくことをめざします.宇宙で最も大量に存在する元素(H, C, O, N)からなる氷および有機物に着目し,星間分子雲から原始惑星系までの分子進化の全体像を実験・理論・観測・分析など多様な手法で探求し,惑星系形成の物理過程の解明に化学的視点を加えることをめざします.
 

領域代表:
香内 晃
〒060-0819 北海道札幌市
北区北19条西8丁目 北海道大学
低温科学研究所
E-mail: kouchi [at] lowtem.hokudai.ac.jp
TEL: 011-706-5500
FAX: 011-706-7142

領域事務局:
橘 省吾
〒060-0810 北海道札幌市
北区北10条西8丁目 北海道大学
大学院理学研究院 自然史科学部門
E-mail: tachi [at] ep.sci.hokudai.ac.jp
TEL/FAX: 011-706-3586